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9月28日に米国カリフォルニア州カーソンで行われた前WBC世界ミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(27=メキシコ)対WBO同級1位ブライアン・ベラ(31=米)の10回戦。チャベスが判定勝ちを収めたものの内容は際どいものだった。契約体重が直前になってチャベス側の事情で再三変更されたこともあってベラ側が再戦を要求しており、これに応じるかたちでリマッチが計画されている。
試合直後、チャベスを擁するトップランク社のボブ・アラム・プロモーターは、ベラ側の再戦要求に対して「リマッチは不要」と話していたが、HBOテレビの視聴軒数が今年最高の141万軒超を記録したことを受け翻意。12月にも再戦を行う方向で両陣営、HBOテレビと交渉に入った。しかし、年内はテレビの放送枠確保が難しいことなどから来年2月の開催が有力となっている。メキシコ系住民が多く、ベラの地元でもある米国テキサス州内での開催になりそうだ。戦績はチャベスが50戦47勝(32KO)1敗1分1無効試合。ベラ戦では250万ドル(約2億4500万円)の報酬を得た。ベラは30戦23勝(14KO)7敗。こちらの報酬は27万5000ドル(約2690万円)だったが、相手側からの多額の違約金がプラスされ、合計では6000万円近くが懐に入ったと伝えられている。